土地価格データのキャッシュ基盤構築
公開日: 2026年7月20日
土地の評価に使うデータの利用料が積み上がっていた
投資用物件の売買を手がける不動産会社さまの事例です。物件の価値を見立てる材料として、道路ごとに定められた土地の評価額(路線価)を使っていましたが、外部の有料サービスに毎回照会する仕組みだったため、物件を調べるほど利用料がかさんでいました。対象の地域を広げる計画もあり、このままでは件数と費用がさらに膨らむ見込みでした。
一度取得したデータをためて一年間使い回す仕組みに変えた
路線価は年に一度しか更新されない、という性質に着目しました。
- 一度取得した路線価は自前のデータ基盤にためておき、次からは基盤の中で照会を済ませます
- 基盤にないデータだけを外部サービスに照会し、結果はすぐ基盤にためるので、同じ場所を二度調べることがありません
- 物件情報の自動収集の仕組みともつなぎ、集めた物件に路線価が自動で添えられるようにしました
- 取得の状況や外部サービスの利用回数は画面で確認でき、減り具合を見ながら運用できます
外部サービスへの照会が減り利用料を抑えられるようになった
よく調べる地域ほどデータが基盤にたまっていくので、有料サービスに頼る場面は時間とともに減っていきます。利用料を抑えたまま対象地域を広げられるようになりました。路線価のように、めったに変わらないのに毎回お金を払って引いているデータは、ためて使い回す方式に変えるだけで毎月の支払いが変わります。
技術スタック
| 機能 | 技術 |
|---|---|
| キャッシュ基盤 | WordPress (PHP)、MySQL |
| データベース | Google BigQuery |
| 自動化 | Google Apps Script (スプレッドシート) |
| ダッシュボード | Streamlit |
| サーバー | Google Cloud (Cloud Run ほか) |
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